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基本仕掛け |
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イシダイ・イシガキダイ |
●特徴 |
イシダイ、イシガキダイともに、潮流の当たる岩礁帯の底近くに生息し、甲殻類からサザエ、フジツボなどの貝類やウニ類まで、その強靭な歯でかみ砕いて食べる。イシダイの幼魚には7本の横があるが、成長とともに薄れてゆき、一方、□の周囲は黒っぽくなり、クチグロと呼ばれるようになる。イシガキダイは幼魚期にある石垣模様の斑紋が成長とともに薄れてゆき、イシダイとは逆に□の周囲が白っぽくなり、クチジロと呼ばれるようになる。 |
●シーズン |
春から晩秋までが釣期で、水温15C以下になると食いが極端に落ちる。 |
●料理 |
刺し身、塩焼き、みそ漬けなど。 |
イシダイ野郎と呼ばれる石物師たちは、脇目もふらずにイシダイだけを追い求める。数年間磯に通って、1尾も釣れないことも珍しくない。したがって、これから釣りを始めてみようという人は、釣れないことを覚悟で「ロマンを釣る」つもりでチャレンジしていただきたい。 |
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●入門者はベテランと同行を |
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イシダイを釣り上げるには、まず釣り場の海底の状況を熟知していなければならない。同時に仕掛け作りから磯でのサオのセットの方法、アワセ、やり取りにいたるまで熟練を要する。そこで、友人や釣具店でベテランを紹介してもらい、しっかり基礎から学ぶことをおすすめする。3kgを超すイシダイの引きは強烈だから、サオを立てることさえままならない。したがって、基礎体力も必要となる。 |
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●サオと仕掛け、エサ |
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ハリに掛かったイシダイは、根に逃げ込もうとする。その前に強引に相手を浮かせるため、強い調子のイシダイ専用ザオが必要になる。リールもパワーのある両軸リールが必要だ。
仕掛けは根掛かりに対応できる、捨てオモリ式が一般的だ。足元が急深な釣り場では宙釣り仕掛けもよい。ハリスと先糸は、根ズレで切れないようにワイヤーを使う。すべてが、ごっつい道具立てとなる。
エサはサザエ、トコブシ、イセエピ、ウニとぜいたくなエサを使うから、1回の釣行にかなりの出費を余儀なくされることも覚悟しておこう。
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●ポイントとアタリ |
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イシダイは、潮か磯に当たる潮表の溝や根際を好む。リールのバックラッシュに気をつけながら仕掛けを投入し、コマセを投入してからサオを置き、あとはじっとアタリを待つ。
ねらうポイントより少し沖めに投げ入れてからリールを巻き、溝や根際に仕掛けが入るようにするとよい。
エサにもよるが、イシダイにかぎって言えば、いきなりサオ先をひったくるようなアタリは、まずないと考えてよい。最初はコツコツと段をつけながら穂先を押さえ込むようなアタリがくる。ここでサオを手に持ち、道糸に抵抗を与えずにそのまま待つと、サオがさらに絞られていく。
最後にサオが海面に絞り込まれるような引き込みがくるから、ここで思い切りアワセをする。そして、根に潜られないようにサオを立て、ポンピングを繰り返しなから浮かせて取り込む。 |
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