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  • ワカサギを釣ってみよう

ワカサギ
●特徴 本来は海の魚だが、淡水でもよく育つので、各地の湖、池に放たれ、繁殖している。背ビレ後方にアプラピレがあり、サケやマス類の遠縁にあたる。動物性のプランクトンを捕食し、1〜4月ごろ産卵をする。寿命は約1年。全長は約15cm。キュウリウオ科。
●シーズン 秋から初春までの低水温期がベストシーズン。
●料理 素焼き、てんぷら、フライ、南蛮漬けなど。
ワカサギは群れで回遊する。魚体も小さいが、口も小さい。繊細な仕掛けと、微妙なテクニックが要求される。その繊細さが、この釣りのおもしろさだ。


●秋のボート釣りテクニック

釣り場によっては、橋の上や釣り桟橋からも釣れるが、ポイント移動の激しいワカサギ釣りは、ボートを借りれば、移動も楽だし広範囲を探ることかできる。
 ワカサギの小さなアタリを取るには、オモリ負荷1〜2号でバランスのよいワカサギザオが最適である。1〜1.5m前後の短いサオか、狭いボート上では扱いやすい。
 長いサオでハリ数を多くする釣法もあるが、せいぜい10本バリまでの仕掛けで、アタリを確実に取って釣ることをおすすめする。 リールは、ワカサギ用の小型両軸リールが販売されている。それほど高価ではないので、買い求めておくとよい。道糸は1号を50m巻
いておけば十分だ。
 仕掛けは、袖バリか秋田キッネの2〜2.5号、ハリス0.6号が標準。これなら、ほとんどの釣り場で通用する。
 エサはサシが一般的だが、晩秋は赤虫のほうが、食いがよいことがある。釣り場によっては、毛バリや空バリが効果的なこともある。 日中は、底で釣れることが多いが、アタリがない時は、底から1m上までを探ってみること。


●穴釣りのテクニック

氷上のワカサギ釣りは冬の風物詩と言われているが、実際の穴釣りは、寒さへの我慢と辛抱が必要である。ことにベストタイムは、氷点下になる日の出前後だから、はたで見るほど、楽で優雅な釣りではない。 だが、朝日に照らされて可憐なワカサギが釣れ上がると、寒さも忘れて夢中になる。
 早朝の釣りでは、宿か車の中で、エサのサシかラビットを通し刺しにしてハリに付けておくといい。現場では、指がかじかんでうまく刺せないことがあるからだ。 オモリが底に着いたら、糸巻きを調節してタナを固定する。
 次に、サオ先を数回ゆすり、ゆっくりゆっくりと誘い上げる。アタリは、ほとんどこの時に出る。よほど食いがよい時はともかく、じっと待っているだけでは、ワカサギは釣れない。 アタリかなければ1m上までタナを探るが、日中は、ほとんどべ夕底で釣れる。




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