|
|
|
|
|
基本仕掛け |
|
|
|
ハゼ |
●特徴 |
北海道南部から九州までの沿岸、特に内湾の汽水域に生息し、ゴカイ類やエビなどを捕食する。産卵は冬から春に行われ、6〜7月にはテキと呼ばれる6〜7cmの幼魚に成長し、初冬のころには18〜20cmに成長する。寿命は、普通1〜2年。 |
●シーズン |
水深1〜2mの浅場で釣れ始める7月末から、水深10m前後の深傷に移動する初冬まで。 |
●料理 |
てんぷら、空揚げ、南蛮漬け、あらい、甘露煮など。 |
だれでも手軽に釣れる魚の代名詞と言われるハゼ。それだけに家族連れや入門者にとっては、ピッタリの対象魚。特に9〜10月にかけては、行楽を兼ねたハゼのてんぷら船かにぎわいを見せる。だが、ハゼ深場に移動する晩秋から初冬になると、アタリは微妙になり、釣り人の腕の差がはっきり出るようになる。この時期の釣りが、本当のハゼ釣りのおもしろさという人もいる。 |
|
|
|
●貸し釣具の手ザオがおすすめ |
|
|
ハゼを上手に釣るには、ハゼがエサをくわえた瞬間をキャッチできるサオが必要だ。中通しのハゼ専用ザオなら申し分ないが、船宿に用意してある外通しの手ザオもアタリが取りやすく、おすすめである。
リールザオを使う場合は、オモリ負荷5〜10号の軟調子のサオであることが条件となる。使用するリールは、小型スピニングリ一ルが扱いやすい。
|
|
|
|
|
|
●シンプルな仕掛けがベスト |
|
|
|
手ザオの場合は、スナップ付きヨリモドシにハリスを結ぶ。リールザオでは、片テンピンに2本バリ仕掛けを使う。
ハリスの長さは、ハゼの大きさに合わせるとされるが、2本バリの場合でも、全長は30cm以内にとどめること。秋口まではエサ追いが活発なので、仕掛けにそれほど神経を使わなくてもよいが、活性が落ちる11月ごろからはアタリも微妙になるので、小さなアタリが取れるシンプルな仕掛けが必要となる。
エサは、ゴカイなら1尾付け、アオイソメならタラシを3cm以内にする。いずれも新鮮なエサを使うことが大切で、エサが弱らないよう保存には気をつけるようにしたい。 |
|
|
|
●誘いとアワセのテクニック |
|
|
|
ハゼ釣りのコツは、小さくサオを小突いてエサを踊らせ、魚の食い気を誘うことと、サオ先に感じるジワーッというわずかな重みをキャッチしてアタリを取ることにある。
もちろん、いきなりブルブルとサオにアタリかくることもあるが、ハゼが食い渋っている時や人より多く釣るためには、ブルブルとくる前のこの重み(モタレという)をいち早く感じとって釣る必要がある。俗に「乗りをとる」というハゼ釣りの極意がこれである。 最初は、このモタレがなかなかつかめないが、サオ先よりも指先に神経を集中して釣っていると、そのうち体でわかるようになる。
|
|
|
|
|
|
|
|
●困った時のアドバイス |
|
|
|
■アタリがあってもハリに掛からない…
原因は、ハリが小さいこと、エサ付けがきちんとできていないこと、ハリスが長すぎることなどが考えられる。
■モタレがキャッチできない……………
道糸を手に取って、小突きと聞き上げを繰り返してみると、指先にオモリ以上の重みを感じる。それがモタレだ。
■ハリをのまれてしまったら……………
エラに親指と人差し指を入れ、ハリスをまっすぐに引くと、スポッと抜ける。ハリはずしを使う必要はまったくない。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|