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  • イサキを釣ってみよう

基本仕掛け
イサキ釣り仕掛け
イサキ
●特徴 本州中部以南の沿岸の岩礁帯に群れを作って生息する。幼魚期には体側に3本の黄色い縦縞があるが、これは成長につれて不鮮明になる。産卵期は8月。普通釣れるのは20〜35cmぐらいだが、50cm以上に成長するものもいる。
●シーズン 梅雨の時期から産卵期の8月中旬までがベストシーズン。
●料理 塩焼き、刺し身、みそたたき、ホイル焼き、酒蒸しなど。
力強い引き味、数釣りできる魅力、食味も上々と、イサキ釣りに熱中する船釣りファンは多い。釣り場がどこも陸から近いので、船酔いの心配も少ない。船釣りの醍醐味を実感するには、もってこいの釣りといえよう。


●胴調子の胴突きザオで

使用するオモリが60〜80号前後だから、50号負荷の胴突きザオが最適である。サオが、オモリにやや負けるほうが、食い込みがよく、バレが少ない。
 サオの長さは、サビキ仕掛けで釣る場合なら2.7〜3.3m、片テンピン仕掛けなら短いビシザオが扱いやすい。もちろん、2.4m以上のサオでも、片テンビン仕掛けで釣ることに支障はない。短ザオのほうが仕掛けの投入や取り込みが楽、というだけのことだ。
 イサキのタナは、1m刻みで変化するから、水深計内蔵のリールが使利だ。水深計がない場合は、1mごとの目印がある道糸を巻いておかなければ、正確なタナ取りができずに、釣果か伸びない


●仕掛けの選び方とエサ

サビキ仕掛けの擬餌には、スキン、ウイリー、ハモ、サメ腸などがある。釣り場や潮色で、ヒットする擬餌が違うので、船宿常備のサビキを購入することが無難と言える。 片テンビン仕掛けには、エサを付ける場合と、擬餌を使用する2通りがある。エサは、イカ、オキアミ、アオイソメなど。擬餌は、ウイリー、土佐カブラ、スキンなどを使う。
 事前に釣具店で購入したり自製する場合には、船宿にハリの号数、当たりバケ(擬餌)の種類を確認しておくこと。ことに、擬餌の効果は、潮色などの条件で大きく左右されるから、ある釣り場で大釣りしたからといって、ほかの釣り場でも大釣りできる、という保障はない。釣りでは、状況によって柔軟な対応ができないと、一人指をくわえていることになる。


●タナ取りで釣果が決まる

サビキ仕掛けでも片テンビン仕掛けでも、イサキのアタリがあったら、真っ先にやることは、水面から何mで食ったかを確認する、ということ。
 次回の投入では、その1m下で仕掛けを止めて、コマセを振ってから1m巻き上げる。これを守れば、イサキ釣りに関しては、必ず平均以上の釣果を上げることができる。



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